架空の王国







本のデータ
年月日 1998年02月25日
書店 中央公論社
著者 高野史緒
ジャンル 小説
本の出所 図書館






買おうか買うまいか迷っていたら、図書館で予約もしないで借りられたので、かなり嬉しかったです。たぶん、新刊は入るけれど、予約しないと借りられないほどメジャーではないという微妙なポジションの作家さんなのだと思います。

憧れのトゥーリエ教授のもとで勉強するために、大学の特別枠の試験を受験しに来た瑠花だが、面会直前に教授は図書館で死亡する。教授の助手であり、王太子であるルメイエールのもとで、試験の準備をしながら教授の死に関する謎を探るうちに、ボーヴァル王国の致命的な秘密に巻き込まれる。

題名といい、ロマンチックな内容といい、高野史緒さんにしてはすごく読みやすい本です。たぶん、これから読もうという方には一押しかもしれません。個人的には、ムジカ・マキーナや、カント・アンジェリコなどのSFチックな方がやっぱり好きです。でも、もしかしたら、ヨーロッパの歴史やキリスト教的背景を知らなさすぎて、奇抜さやタブーが感じられないだけなのかもしれないので、偉そうなことは言えません。もっと、ヨーロッパ史を勉強しようかなあ(と決心したものがいくつあることやら)。





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