かくも短き眠り
本のデータ
| 年月日 |
1998年03月01日 |
| 書店 |
毎日新聞社 |
| 著者 |
船戸与一 |
| ジャンル |
小説 |
| 本の出所 |
図書館 |
なーんと、船戸与一の本に初チャレンジなのです。今までも興味を惹かれていたのだけれど、厚さにびびって読まなかったのです。もったいない話です。
ベルリンの壁が崩壊し、諜報活動に深く関わっていた主人公は法律事務所の調査員として静かに暮らしていた。しかし、同僚がルーマニアでの調査中に死亡したことから、因縁の地を再び踏むことになる。ルーマニアに着くと、かつて関わった同業者や、一緒に暮らした恋人クラウディアからの接触があり、動揺する。
諜報活動とかが小説と関わると、派手なイメージがあります。確かにこの小説もいろいろ派手な事件がたくさん起こる、でも、現実味を帯び、乾いた感触の文章なので、好感を持ちました。遠い世界の話のはずなのに、なぜか感情移入もしてしまいました。ルーマニアという国は、世界史とかでも特に注目されなかったし、ドラキュラの故郷という認識しかなかったのですが、なんだか知った気になってしまいました。このまま、知ったかぶりは恥ずかしいので、小説の背景についての本も読みたいです。
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