ブルボンの封印(上・下)
本のデータ
| 年月日 |
1998年03月04日 |
| 書店 |
新潮文庫 |
| 著者 |
藤本ひとみ |
| ジャンル |
歴史もの? |
| 本の出所 |
古本屋で購入 |
買うか買わないか迷っていたら、古本屋さんの新装開店で一冊百円だったので、買ってしまいました。藤本ひとみさんらしく、緻密な知識や調査をもとに書かれたロマンチックかつミーハーで読みやすい小説です。ルイ十三世からルイ十四世の頃のフランス史にどうも興味が持てないけれど、勉強しなくちゃいけないという方にはお薦めします。少なくとも私にとっては文句なくおもしろいです(再読可能回数は若干心許ないのだけれど)。おかげで夜の十二時を過ぎても、読むのを止められず、本日は寝不足でございます。
ルイ十三世は、「あれをイングランドへ」という遺言をマザランに残した。マザランは元リシリュウ枢機卿の愛人ペネロッタ夫人と謎の少年ジェームズを、イングランドの片田舎の貴族の元に送る。成長したジェームズと、旅立ちの前に拾われた百合の刻印を持つマリエットとペネロッタ夫人の娘マノン、そしてルイ十四世をめぐり、華やかな(?)物語が繰り広げられる。
一番印象に残ったのは、ジェームズを含む三角関係じゃなく(四角関係かな?)て、血が繋がらない姉妹として育てられるマリエットとマノンの確執です。あと、マリエットの心の成長がすごく共感できました。やっぱり、世の中恋愛が全てじゃないですよね。まあ、マリエットならともかく、私が言うと単なる負け惜しみかも。(笑)
最後に、無性にデュマのダルタニアン物語を読み返したくなりました。あの、両作品の比較はいけませんよ。
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