赤い王朝







本のデータ
年月日 1998年03月17日
書店 恒文社
著者 イオン・M・パチェパ
ジャンル ノンフィクション
本の出所 図書館






副題に「チャウシェンスク独裁政権の内幕」とある通り、諜報関係の仕事をしていた著者の目から見た政治家の素顔が浮き彫りになっている本です。本の内容の真偽は、チャウシェンスク一家おのおの個性については本当である可能性が高く、パチェパ将軍の政治的重要性については、疑わしい部分があるという説があります。

ルーマニアと言えば、コマネチとドラキュラしか知らない私には、大変難しい本でした。かくも短き眠りで、ふとチャウシェンスクという人物に興味を持ったのが読む動機ですが、あんまりにも軽い気持ちだったのを後悔しました。テレビというメディアに流れた初めての革命と言われるチャウシェンスク政権の失墜ですが、この頃、ソ連圏と東欧自体の情勢が不安定だったために深く考えることはありませんでした。ユン・チアンの「ワイルド・スワン」を読んだときにも感じたのですが、自分が生活している同じ時間に恐怖としか思えない世界が展開しているというのが、本当に怖いと思いました。







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