ウイーンの密使







本のデータ
年月日 1998年03月22日
書店 講談社
著者 藤本ひとみ
ジャンル 小説
本の出所 図書館






一度読んだのをすっかり失念して借りてきてしまいました。なんだか悔しいのですが、一緒に借りてきた「聖戦ヴァンデ」には、この本に脇役で登場したアンリがほぼ主役待遇で登場するので何かの縁でしょう。

フランス革命の激動の中、ハプスブルグ家の一員としての役割をマリー・アントワネットに果たさせるために派遣された貴公子の物語です。マリー・アントワネットの性格については、他のどの本より、私の予想通りと言っておきましょう(私は嫌いなのだな、彼女が)。主人公の柔軟で女好きな性格と堅物である祖父と腹違いの弟の性格の対比もおもしろいですし、「ベルサイユのばら」などではむかつきの対象であったフェルゼンがすごく情けなく描かれていて痛快でした。自分は随分嫌な性格だなあと思いつつ、再び楽しんでしまいました。大団円にならないのは、歴史を知っていれば最初からわかっていることですし。





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