嘘







本のデータ
年月日 1998年03月30日
書店 幻冬舎
著者 藤堂志津子
ジャンル 小説
本の出所 図書館






およそ一年前に出た本がやっと借りられました。図書館にはリクエストとか予約とか便利なものがあるのですが、それを利用できるほど定期的には通えないのでついつい普通に待ってしまいます。買わない理由は、スペースと自分の中の価値観を比べた結果、文庫化されたものなら揃えてもいいもの、ハードカバーでも置いておきたい本は結構少ないんです。ちなみに、藤堂さんは上から二番目のランク、文庫化されれば絶対に買うという属性なのです。

学生ながら学業をおろそかにして、レンタル家族という職業に手を染めたヒロインを描く小説です。ヒロインの病的な内向性(本心を外に出さないという意味での)が、うまく表現されていると思います。

性格は育ってきた環境にも影響されるけれど、基本的には自分によって作られるものだと思う。ヒロインはないものねだりばかりする鼻持ちならない部分を持つが、妙に憎めない部分もある。たぶん、その憎めない部分が彼女の性格の中の淡い光だと思うし、最後に結びつくのだと思う。まあ、これは個人的な考えではあるけれど。





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