| 年月日 | 1998年04月02日 |
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| 書店 | ちくま文庫 |
| 著者 | 安房直子 |
| ジャンル | メルヘン集 |
| 本の出所 | 古本屋で購入 |
「遠い野ばらの村」「初雪のふる日」「ひぐれのお客」「海の館のひらめ」「ふしぎなシャベル」「猫の結婚式」「秘密の発電所」「野のはての国」「エプロンをかけためんどり」の9編から成るメルヘンの短編集です。メルヘンは嫌いです。ある時に乱発されたメルヘンは、綺麗なだけの話だったり、都合がよすぎる話だったりしたからです。世の中都合のいい話ばかりじゃないと思うと、なんだか馬鹿馬鹿しくて読んでいられないという感じなのです。児童文学やメルヘンでも、現実逃避していないものは好きです。
読んでいて、妙に美しい気分となってしまいました。「猫の結婚式」や「野のはての国」は残酷だったり皮肉っぽい話でもあるのですが、なんか美しいです。表題作の「遠い野ばらの村」が一番よくできていると思いますが、「エプロンをかけためんどり」も捨てがたいお気に入りです。