| 年月日 | 1998年06月02日 |
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| 書店 | 文芸春秋 |
| 著者 | 椎名 誠 |
| ジャンル | ?? |
| 本の出所 | 購入 |
生まれて初めてのサイン本。何か特別な気持ちがあるのかと思いきや、そうでもないみたいです。やっぱり読むのに緊張して手がふるえるのは、他人が大切にしている本を借りたときでしょう。
喧嘩好き(?)の少年の中学から大学時代にかけた成長物語。どこかで聞いたようなエピソードが多いのですが、れっきとしたフィクションでしかも文学の香りが濃厚です。椎名さんが同じ年齢だったころの背景に、分身であり他人である主人公が、淡々と生きていく小説でかなり好みです。
中学から高校、その卒業後数年は、私にとっては一番思い出したくない時期の一つ。自分でも自分が「ケダモノ」に見えて仕方なかったし、今考えてもひどい人間だったような気がします。なぜ「ケダモノ」だったかとか、どういう風に「ケダモノ」だったか、少し考えてみた方が今後のためにもいいんじゃないかなと、読みながら思いました。