占い師の娘







本のデータ
年月日 1998年06月14日
書店 角川書店
著者 野中 柊
ジャンル 文学(?)
本の出所 図書館






「ダ・ヴィンチ」で見開きで取り上げられていたのを読んで、なんとなく読みたいなあと思って借りてみました。すんごく乙女チックだけれど、なんとなくあなどれないような気もしないでもない不思議な話でした。

占い師の娘であるアズキの悩みは、死んだ母が毎夜幽霊となって現れること。寝不足に悩む彼女のために、ボーイフレンドのタケルが一晩母の相手をしてくれるということで、泊まりにくるという話。なんて書くと、それがどうしたのって言われそうなのだけれど、肉体と精神の結びつきについてとか、ハイティーンである主人公たちのなんとも可愛い恋愛感情とか、将来占い師になるかならないというアズキの悩みとか、いろいろな要素があります。個人的にはタケルに女装が似合った時期があって、女の子用の洋服や装身具に興味があるという性癖のエピソードがおもしろかったりします。こういう話は下手すると、「はーん。あ、そう。」って感じで読んでしまうのですが、そこまで馬鹿にする感情が育たない前に、すーっと読んでしまいました。私の年齢では、ちょっとちょっとだけれど、ティーンの頃に読んだらかなり夢中になったかもしれません。あ、でも乙女チックで可愛いって思うのは今の年齢だからでしょうかねえ?







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