| 年月日 | 1998年06月22日 |
|---|---|
| 書店 | 文芸春秋 |
| 著者 | 柳 美里 |
| ジャンル | ホラー文学(?) |
| 本の出所 | 図書館 |
ホラー文学であるとかなど、なかなかそそる本の紹介や書評を見て、ずっと読みたかったのですが、ようやく借りられました。
愛していないと思っていた妻と別れた男は、別居したワンルームで虚無感に襲われ、それを埋めるように壁や床にタイルを張り始める。そして、電車代を貸した彩子が手伝い、ワンルームの持ち主である老人がなぜか男の生活に入り込んでくる。文章中に、男が好きな作家の連載小説が織り込まれる。
文章表現や病的な人格の描写はなんとなく美しく感じたのですが、読んでいて見えない壁を感じてしまいました。わかりそうになると、すりぬけられることの繰り返しで、最後には、「もうわからなくてもいいや。」という気分でした。