| 年月日 | 1998年06月28日 |
|---|---|
| 書店 | 河出書房新社 |
| 著者 | 大石 圭 |
| ジャンル | ? |
| 本の出所 | 図書館 |
あんまり好きじゃないと思っているのに、新刊が出ているとついつい読みたくなってしまう作家さんです。というより、あんまり好きと公言するのが憚られるといった方が適当でしょうか?毎回ヘビーでハードなテーマですが今回もそうでした。
好男子で人当たりはいいけれど、心を開かない主人公の秘密は、脂肪の少ない首を絞める時と心臓が止まるのを確認することで興奮すること。最初は万全だった。しかし、アルコールや麻薬のように、我慢が効かなくなり、破滅していく。
自己愛の強すぎる人間ではいたくない。そして、自己愛が強すぎる人間を軽蔑せずにはいられないのに、やっぱり自分も自己愛が強いんじゃないかと疑っている。そういう私にとって、この人の小説は自虐的快楽が得られるのかもしれないと思う。