| 年月日 | 1998年07月01日 |
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| 書店 | 福武書店 |
| 著者 | ロバート・R・マキャモン |
| ジャンル | モダン・ホラー |
| 本の出所 | 図書館 |
すっかり、マイブームとして定着してしまったマキャモンの小説です。
チョクトーの血を引き、死者と話せる能力を持つビリーの成長物語とも言えます。アメリカの古き良き時代の差別や信仰と(多少のデフォルメはあるとしても)、異質で理解できないものを嫌悪する人間の気持ちがリアルに描かれ、そして、その中でビリーが強く成長していく姿に静かな感動があります。ビリーの能力は、死者と話し彼らの苦痛を引き受けることと、死ぬ人間のオーラを感じることができるという限定されたものであり、見えるのに何もできないという苦悩が、なぜか痛いほど伝わってきます。自分の道を見極める力、自分の道を歩く強さ、異質なものを認める強さなど、それはビリーのように特別な能力がなくても、誰でも少なからず考えなければいけないテーマがあるように思います。
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