ザ・キープ(上・下),リボーン,闇の報復(上・下)
  ナイトワールド(上・下)







本のデータ
年月日 1998年07月06日
書店 扶桑社文庫
著者 F・ポール・ウィルスン
ジャンル モダン・ホラー
本の出所 購入&古本屋で購入






「リボーン」を読んだら、どうしても止まらなくなって、シリーズを全部読んでしまいました。さすがにだんだん怖くなってきて、夢に出てきそうで眠るのが怖いです。「ザ・キープ」だけは独立していますが、「リボーン」「闇の報復」「ナイトワールド」はもう全部読まないとどうにもこうにも後味悪くて眠れないです。

人間の恐怖心や堕落を糧とする存在ラサロムと、ラサロムと対立するグレーケンとの戦いを描いたシリーズです。「ザ・キープ」では第二次世界大戦下のルーマニアの古い城塞での猟奇的事件と吸血鬼伝説との結びつきが、「リボーン」では「ザ・キープ」での戦いに破れたはずのラサロムの転生が、「闇の報復」では転生したラサロムの成長、「ナイトワールド」ではグレーケンとの最終戦争が語られます。

ルーマニアに伝わる吸血鬼伝説のモチーフが盛り込まれた存在であるラサロム。ラサロムが憎しみの対象を苦しめるために用いる手段は、本当にぞっとします。それは、作品によって趣が異なるので、違う怖さが楽しめます。最近、怖い本に慣れてきたつもりだったのですが、だんだん怖くなってきて、「ナイトワールド」で読後感はすっきりとしたにも関わらず、眠るのが怖くなってしまいました。怖いだけではなくて、人間ドラマとしての要素もあって、怖くて眠れなくなりそうなのに思いっきり熱中してしまいました。





読んだ本1997へ