| 年月日 | 1998年07月14日 |
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| 書店 | 角川ホラー文庫 |
| 著者 | ロバート・R・マキャモン |
| ジャンル | ホラー |
| 本の出所 | 図書館 |
マキャモンを読破しようと決めたのに、借りるときから嫌な予感がして、ちょっと躊躇っていました。しかし、旅行の友には文庫本がいいなと思ったので、うっかり借りてしまいました。
カリブ海に浮かぶコキーナ島。静かにあらゆるものが朽ちていく場所。しかし、沈没したU・ボートが海底から浮かび上がった時、時間は第二次世界大戦の頃にもどり、島は血に染まる。
ブードゥー教の信仰や教義と、第二次世界大戦下のカリブ海やナチスの侵略を背景にしたホラー小説です。ブードゥーというと失礼にもゾンビを思い出してしまうのですが、この小説もその期待にたがわずゾンビが登場します。ただ、怖い話に終わらず、運命から逃げても結局逃れられないということが、ムーアやシェインやキップという登場人物の運命に反映します。ゾンビの描写がかなり怖かったのですが、登場人物たちの心理描写や過去や現在を考えながら読むと、ただ怖いだけのお話には終わらないという気がします。