| 年月日 | 1998年08月04日 |
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| 書店 | 双葉社 |
| 著者 | 篠田節子 |
| ジャンル | 小説 |
| 本の出所 | 図書館 |
怖いものみたさということで、怖い話を期待して借りたのですが、そういう話ではありませんでした。ほかの意味で怖いですけれど。
輝和は、職業が農業でありしかもしがらみの多い旧家の跡取りであることから、四十近くなっても結婚できず、家を守るためにネパール女性とのお見合いに望む。そこで、日本人とよく似た顔立ちであるカルバナ・タミという女性と結婚を決めた。カルバナを淑子と呼び、一家の新しい暮らしが始まるが、家には次々と不幸が起こる。
宗教や家長制度、旧家の役割など、なんだかんだといろいろな問題が織り込まれた奇妙なお話でした。カルバナという女性の神懸かりに悩まされる輝和の身の上など、なかなかシニカルな面があって、実は大変なことなのに爽快なおもしろさでした。斎藤家の核弾頭が気に入った人には、好きなタイプのお話だと思います。