傭兵ピエール
本のデータ
| 年月日 |
1998年08月13日 |
| 書店 |
集英社 |
| 著者 |
佐藤賢一 |
| ジャンル |
歴史物語 |
| 本の出所 |
図書館 |
RE-QUINさんのお薦めなので、気に入らなかったらどうしようと緊張しながら読みました。私は中途半端に変わり者なのが困り者。
ジャンヌ・ダルクと、一緒に戦った傭兵ピエールの物語です。ジャンヌが今まで読んだ本の中では一番生身っぽくて情けなかったのと、ピエールと人物のやや鬼畜気味のところがある魅力的なキャラクターが、活劇チックに活躍します。分厚いし、歴史物語ということで、実は退いていたんですが、あっという間に読んでしまいました。ピエール自身や、傭兵仲間たち、彼の両親については、本当にじーんとくるようなエピソードが多いですし、奇想天外な結末なのに秀逸という感じがします。
ただ、もしかしてそういう人だったとしても、ジャンヌの神性が薄い描かれ方がどうにも気に入らないのと、女という目から見ると「ふざけるな!!!!!」ってところが多いです。歴史的背景もそうだから仕方ないのだろうけれど、作者の視点もどっちかというとそういう系統に感じられて、やっぱり気分悪いです。いけないことだと思うのですが、マーク・トウェインのジャンヌ・ダルクと比較しちゃうんです。
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