| 年月日 | 1998年09月25日 |
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| 書店 | 早川文庫 |
| 著者 | ディック・フランシス |
| ジャンル | ミステリ |
| 本の出所 | 古本屋で購入 |
ワイン商のトニイ・ビーチはあるパーティで馬主の片腕であるジミイという男に「シルヴァー・ムーンダンス」という酒場で出されるスコッチの味がおかしいと耳打ちされる。その後、警察とスコッチの運送業者に雇われた探偵に同時に協力することになるが、自動小銃で襲われ、生きながら頭を石膏で固められるという残虐な殺人に怯えることとなる。
自分には勇気がないと思いこんでいたトニイと、勇気があると思いこんでいた父と祖父。この事件に関わることによって、勇気という言葉に呪縛されたトニイの心が開放されていくところに、感じ入ってしまいました。ワイン商であり、酒類全般の味がわかるというトニイという登場人物の設定と、それを充分に生かす展開のお陰で、すっかりワインが飲みたくなってしまいました。結局、我慢しましたけれど。