| 年月日 | 1998年12月22日 |
|---|---|
| 書店 | 中央公論社 |
| 著者 | 高野史緒 |
| ジャンル | ? |
| 本の出所 | 図書館 |
読むつもりではいたものの、NYさんより脚本みたいな作りと聞いて、ちょっとどうしようかなと思ったけれど、やっぱり借りてきてしまいました。思ったより、読みやすかったです。ピンク・フロイドはたぶん聴いたことないけど「ザ・ウォール」ってどういう曲でしょう?モチーフらしく、高野さんご自身の訳が載っていました。
現実と幻想をさまよい生きた、天才バレリーノのヴァスラフ・ニジンスキーが、ヴァーチャルの世界の住民だという設定で描かれる小説。ニジンスキーが狂気となったという事実があるせいか、脳から直接コンピュータへ入出力するという怖い設定が生きているように感じられます。考えただけで気持ち悪いです。高野さんの小説の原点なのかもしれません。ニジンスキーという人が踊るところは見たことないし、ジャンプの高さが凄かったとか、牧神の午後とかの振り付けに関係しているという事実しか知らない私にも、楽しく読めました。思わず、ニジンスキーのことを調べたくなってしまいました。