| 年月日 | 1998年1月11日 |
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| 書店 | 中央公論社 |
| 著者 | 小川洋子 |
| ジャンル | 小説 |
| 本の出所 | 図書館 |
とんぼさんより、お薦めいただきました。山本史緒さんのシュガーレス・ラブを借りるとき、一緒に借りました。シュガーがつく題名っていうのは読むのにどうも抵抗があるので、勢いが必要だったのかも。でも、いざ読んでみたら、両方とも甘すぎず暗すぎず波長が合ったので、お薦めいただいた方に感謝しています。
異常な食欲に悩まされるかおるは、食べたものを几帳面に日記につけはじめた。それが始まったのは些細な二つの出来事の後。その出来事も、原因というより、きっかけに過ぎない。食べ物の幻想に悩まされるかおるの一夏の出来事と、複雑な家族関係や、恋人との不思議な関係が描かれる。
しっかり感情移入して、素直にせつない気分で読めました。ヒロインのかおるは、消極的で覇気がないけれど、変に被害者意識をもたないところにすごく好感がもてました。私にとっては、不思議な魅力のある本でした。