| 年月日 | 1999年2月7日 |
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| 書店 | 新潮文庫 |
| 著者 | 隆慶一郎 |
| ジャンル | 時代小説 |
| 本の出所 | 古本屋で購入 |
大好きだけれど、ほとんど読んでいない作家が隆慶一郎。故人だから、作品が増えないことと、未完のものがあるのでそれを読んだら悔しくなるに違いないから。
この本は、隆さんが若い頃、「葉隠」を繰り返し読んで、感じたままを小説にしたものと解釈してもいいのでしょうか?最初の方はエッセイ、そして、葉隠の世界が展開していきます。徳川家光の時代の佐賀鍋島藩を舞台に、いくさ人である男たちの生き様を描いた小説です。
すでに死んでいるという生き方。そんな言葉だけ聞いたら、私は絶対に納得できません。でも、この物語は、それを認めさせる説得力をもち、生きるならこうありたいと思わせます。未完なのでお薦め本にはしませんが、言葉にはできないなにかで胸がいっぱいになりました。