吉原御免状
本のデータ
| 年月日 |
1999年3月19日 |
| 書店 |
新潮文庫 |
| 著者 |
隆慶一郎 |
| ジャンル |
時代小説 |
| 本の出所 |
古本屋で購入 |
隆慶一郎さんの本を読み始めたものの、手に入れた物から読んだところ、図らずも中心じゃなくて周辺から読んでいるのではないかというご指摘をいただきました。一冊読んで気に入ってから、ずうっと放置していて、著者について全然調べることをしなかった怠慢が、どなたかを傷つけていたかもしれません。私、そういう読み方をしているシリーズ、実は多いんですよね(う、最低)。
亡き師匠の宮本武蔵の遺言で、二十六になった時、吉原に向かった松永誠一郎は、独立した自由都市である吉原と、裏柳生の戦いに巻き込まれた。それには、徳川家康影武者説や吉原成立のいきさつが深く関わっていた。そして、誠一郎は戦いの中で自身の出生を知り、女性と情を交わす。
一番強い印象は悲しさとなるのかもしれない。最後の最後まで、やりきれなさで胸がしめつけられた。もともと、何かを作り出すエネルギーは負の方が大きいだと思っている。隆さんの抱えている負の部分が珍しく直接的に伝わってきたような気がする。(でも気のせいかも)
ここからは蛇足。白抜きにしたいんですが、ちょっと迷っています。ただ共感できるところが多かったのも事実です。この理由について説明すると、もろにネタ晴れなので省略させていただきます。続編を読み終わるまで、結論は保留しておきます。
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