| 年月日 | 1999年4月26日 |
|---|---|
| 書店 | 新潮社 |
| 著者 | 帚木蓬生 |
| ジャンル | ミステリ? |
| 本の出所 | 購入 |
久しぶりのハードカバーの購入で、前作の受精があんまり好きではなかったため、非常に緊張しました。
ミステリ部分はあまりにも結末が見え見えなのですが、終末医療や介護問題などについてすごく考えさせられる小説でした。こういう深刻な問題を考えるのがいやだという方向に持っていかない書き方なのが、本当にすごいと思います。個人的には母が亡くなった時に考えたこととシンクロする部分もあって、全く同じ経験をしたことがないにも関わらず、かなり感情移入してしまいました。
作品の出来云々は冷静に読まなかったのでよくわからないのですが、こういう問題を避けるという方向ではなく考えさせようという文章の姿勢がすごく好きだということ、あとこういう問題を考える人が増えるといいなあという願いがあることの二つの理由から、お薦め本にしたいと思います。