異教の女王
 宗主の妃
 牡鹿王
 円卓の騎士







本のデータ
年月日 1999年6月11日
書店 早川文庫
著者 マリオン・ジマー・ブラッドリー
ジャンル ファンタジー
本の出所 借りる





きららさんにお借りしました。ありがとうございます。読むのに随分時間がかかるのではないかと思ったのですが、とにかく先が気になって、かなりハイペースで読んでしまいました。読後の切なさとやるせなさには、本を読み切ってしまった寂しさが混ざっていたのかも。

アーサー王伝説をもとにしたファンタジー。女系から男系への社会の変化、キリスト教が古い神々を取り込みつつ遠ざけていく変化、登場人物一人一人の成長や老いが緻密に描かれ、伝説への興味や視点だけでなく、個人的には今現在直面している問題を生々しく思い起こさせる小説でもあった。

善悪を完全に区別することは不可能だと理性では思っていても、自分の基準でしか外を見られない自分がはがゆくなる。その苛立ちを、グウェンフウィファルという登場人物にたたきつけるようにして読んでしまった。自覚なしに決めつけたことで、何人の人を傷つけただろう、そして、どれくらい傷つけられてきただろうと、自分自身についても考えてしまった。



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