| 年月日 | 1999年6月28日 1999年6月29日 1999年6月30日 |
|---|---|
| 書店 | 早川文庫 |
| 著者 | M・Z・ブラッドリー |
| ジャンル | ファンタジー |
| 本の出所 | 借りる |
きららさんからお借りしました。ありがとうございます。
ギリシア神話のトロイの戦争の時代を舞台に、女予言者カッサンドラ−の半生を描いたファンタジー。ギリシア神話自体があんまり好きじゃないので、読めるかなと心配したのですが面白かったです。予言を両親だけでなく、兄弟や義姉妹たちにも信じてもらえないカッサンドラーの孤独が身に沁みます。
自分の中にフェミニズム的な発想があると思う。でも、別に男性が嫌いなわけじゃないし、女性だから味方なんて思えないし、肩肘張って生きる気も全然ない。よく、女だからこうって決めつけられるけれど、大抵力一杯否定される問題ほど女だからってことに関係ないような気がする。たぶん、その人がそうはありたくないとかというような欲求で、自分を安全なところに持っていきたくて、違う性にそれを押しつけているのではないかと思う。例をあげれば、同じ値を同じ数式で計算した結果が男女で変わるわけがないというようなこと。日常のそんな苛立ちを登場人物たちに投影させながら読んだ。