| 年月日 | 1999年7月25日 |
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| 書店 | 学研 |
| 著者 | 小川洋子 |
| ジャンル | ? |
| 本の出所 | 図書館 |
とんぼさんより、お薦めのあった小川洋子さんの本を図書館で物色したのですが、読みたかった本がなかったので、一番厚かったのを借りてきました。
高校をやめ、自宅であるホテル・アイリスで、髪に異常な執着を持つ母親と暮らすヒロインは、ある日痴話喧嘩を目撃する。痴話喧嘩の当事者である、くたびれた中年男に興味を持ったヒロインは、彼に近づき逢瀬を重ねる。
髪の毛に執着する母親、くたびれた中年男の特殊な嗜好とそれに快感を覚えるヒロイン、口が利けない中年男の甥。そして、傾きかけたホテル・アイリスと、異常な暑さで魚の死骸で埋まった海岸。わびしいもの一つ一つが丁寧に描写されていて、不思議に端正な風景になっているような小説だった。でも、縄と血の固まったスカーフとかちょっと。。。。。痛そう。。。。。。。