血の流れるままに







本のデータ
年月日 1999年08月05日
書店 早川書店
著者 イアン・ランキン
ジャンル ミステリ
本の出所 図書館





黒と青と念のため一緒に借りてきたのですが、本当に借りてきて良かったです。全体評価は白抜き。でも、2作目だけってのはやめた方がいいのでしょうか。これだけ読まれても困るし。実は、ストリートキッズのシリーズも3作目だけ白抜きにしたい私。。。。。

逃走中の誘拐犯とカーチェイスをしていたリーバスと上司は、事故に遭い、追いつめられた犯人二人組は投身自殺をした。事故の後、入院中の上司の代役となったリーバスの元恋人ジルと出世を目指すフラワー警視が対立する。その後起きたギレスピー議員の前で釈放直後の男がピストル自殺をした事件の捜査で、ジルはリーバスを監視し、リーバスはフラワー警視と対立する。そして、なぜかその事件と誘拐事件の捜査はうやむやにされ、リーバスは休暇を取るよう言い渡される。しかし、黙って休暇をとるリーバスではなかった。

何千人もの雇用と真実との選択肢を迫られるリーバスと自分の利益を追求しながら正義にくるまれた男の対決とその結末には、なんとも言えないほろ苦さがあった。ただリーバスの潔さがそのやり切れなさを救っているような気がする。また、二組の父とその娘の対立と和解の描き方や重ね方には降参したという感じだった。現実では父親の言うことなんかさっぱり聞かないくせに、本を読むと父の味方になってしまうのがすごく不思議だ。




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