| 年月日 | 1999年08月12日 |
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| 書店 | 集英社文庫 |
| 著者 | スティーブン・キング |
| ジャンル | ホラー |
| 本の出所 | 図書館 |
マキャモンの奴らは渇いているのあとがきに、この作品の原型とか書いてあったので、ぜひ読みたいということで探したら、なかなか売っていなくて図書館でやっと見つけました。
アメリカの田舎町の呪われた屋敷を買い取った者がいた。呪われた屋敷が呪われた者を呼んだと言われる。そして、異変に気づいたのは、幼い頃この町で過ごした作家とガールフレンド、風変わりな学校の教師とその教え子である医師、最近引っ越してきたばかりの少年。彼らは異変の真実を突き止め、戦いを挑む。
閉鎖された町で暮らすための知恵が異変を覆い隠し、よそ者は二重の意味で孤立する。決して強いとは言えない人間たちが、失敗を繰り返し、孤立無援になりながら闘うということが、丁寧に描かれていて引き込まれた。比べても仕方ないけれど、マキャモンの小説の魅力が登場人物が自分の負の部分を昇華していく過程だとすると、キングは緻密な背景やどうしようもない人間の弱さへのやりきれなさが魅力かもしれない。