シャイニング
本のデータ
| 年月日 |
1999年08月16日 |
| 書店 |
文春文庫 |
| 著者 |
スティーブン・キング |
| ジャンル |
ホラー |
| 本の出所 |
借りる |
ほかならぬにしむらさんが、キングは「IT」と「呪われた町」と「シャイニング」だとおっしゃるので、弟に借りてみました。ちょっと、私には痛すぎたのですが、面白かったです。ありがとうございました。>にしむらさん。
暴力的な父を持ち、職を失いアルコール中毒になりやすい夫、母親に精神的虐待を受け、また夫の行動に脅える妻、そして「かがやき」を持つ感じやすい息子の三人家族が、悪い噂のあるホテル「オーバールック」で管理人として一冬を過ごす。そして、その噂は決して嘘ではなかった。
ホテルの気味の悪さよりも、夫婦の心理に胸が悪くなった。確かに、いくら親子だからといっても無制限の愛情はありえないし、良心に恥じないように生きようと思ってもその通りに行くわけがない。それでも、自分の弱さに負けて行くところが、悲しすぎて怒りを感じてしまった。大人になると恐怖に対する感覚は確かに麻痺するということ、自分の都合による欲望がはっきりしていくことなど、自分の醜さをつきつけられたようで読んでいてとてもつらかった。息子であるダニーの感情にシンクロできれば、たぶん恐怖を感じたり、醜いところは他人事という感覚でいられたのだけれど、ちょっと無理だった。
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