ホワイト・ジャズ







本のデータ
年月日 1999年11月26日
書店 文春文庫
著者 ジェイムズ・エルロイ
ジャンル
本の出所 借りる





ゆみなさんにお借りしました。本当にありがとうございました。

LA四部作の締めくくり。殺し屋であり法律家でもある刑事デイヴィッド・クラインによって語られるこの物語では、ダドリーの今までの足取りが明らかになり、LAコンフィデンシャルでエクスリーが去っていくバド・ホワイトに告げた「いつかダドリーをやる」という誓いの行方も明らかになる。登場人物一人一人の持つ狂気と、カフェジアン一家とヘリック一家の狂気、誰も正義は持たず、自分の強い願いを叶えようとする。

正義という言葉に縛られたくない。自分の中にある狂気と悪意を見て見ぬふりをして生きたくない。平和で平凡だからと言って、自分が善良と盲目的に信じたくはない。長い間、この四部作に心を囚われていて、やっと心の中に自分の受け止めた形で入ったような気がする。そして、たぶん、自分の中で反芻する。姿を変えていくかもしれない。悪党ってほど大物ではないけれど、自分が善人と信じていた部分があったこととその傲慢さを見せつけられた小説だったと思う。他にもいろいろ感じたり考えたりしたことがあるけれど、今のところはこれくらいしか整理がついていない。




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