| 年月日 | 1999年12月14日 |
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| 書店 | 講談社ノベルズ |
| 著者 | 貫井徳郎 |
| ジャンル | ミステリ? |
| 本の出所 | 購入 |
鬼流殺生祭に続く朱防シリーズ第2作。女性の切り刻まれた遺体が稲荷で発見されるという連続殺人事件が起きる。九条は友人の妹が狙われたため、またもや事件に関わることになる。そして、その事件に、死に場所を失った男が奇妙な関わりを持つ。
死に場所を失った男、喜八郎の行為だけでなく性格のグロテスクさが際だっていた。なのに、その倒錯した思考パターンに小説を読んでいる時点では妙に納得してしまった。春朝という男の生い立ちなどは事件のパズルピースとしても、人物造形としても上手いなあと思った(げ、偉そう)。そのためか、事件の当事者の人物像がいまいちかすんでしまっていて、その辺も詳しく読みたいなという感じだった。前作では冷たくていまいち好きじゃなかった朱防については、感情的になるクライマックスや、彼の過去の一部が明かされたことによって、急に親しみが湧いた。