| 年月日 | 2000年02月12日 |
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| 書店 | ハヤカワ文庫 |
| 著者 | ジェイムズ・エルロイ |
| 本の出所 | 購入 |
自分の能力に溺れ、刑事になることを夢見るアンダーヒル。殺人事件の被害者が知り合いの女性だったことで、彼はチャンスを掴んだと思い、エディという容疑者をあげた。しかし、エディの無実が証明され、アンダーヒルは警察をやめさせられた。そして、その後、辞職のきっかけとなった事件の真相をつきとめる。警察小説と探偵小説が融合(?)した小説。
今まで読んだ他のエルロイ作品に比べて重厚さは足りないけれど、その分救いがある小説だった。主人公と親友、親友の犬と主人公、主人公とマイケル少年の心の交流に暖かみを感じた。この音楽好きな黒いラプラドル犬ナイト・トレインがすごく可愛い。ただし、男同士の友情や心の繋がりに対して、主人公と妻の結びつきがどうも安直な気がするのがちょっと残念かも。
また、エルロイの第2作めの小説ということだが、すでにLA四部作の黒幕のダドリー・スミスやその部下が登場しているし、ブラック・ダリア事件にも既に語られている。