| 年月日 | 2000年02月16日 |
|---|---|
| 書店 | 文春文庫 |
| 著者 | 藤沢周平 |
| 本の出所 | 購入 |
米沢藩の建て直しに力を尽くした上杉鷹山の孤独を描いた歴史小説であり、藤沢周平の遺作でもあり、最後の数十枚を6枚でご本人が終わらせた作品である。歴史小説でありながら、会社というものや、自分の仕事についてもいろいろ考えさせられた。何より、理想を実現するためには妥協も厭わないという発想を持つ主人公の懐の深さで、読者に過ぎない自分の心まで癒やされたような気がした。読んでいた時の心地よい安心感が、うまく言葉で表現できないのが、歯がゆくてたまらない。
なんて絶賛してみたのだけれど、ファンの欲目なのか本当に素晴らしいのか区別がつかないくらい浮かれた気分である。