| 年月日 | 2000年02月24日 |
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| 書店 | 文芸春秋 |
| 著者 | ジェイムズ・エルロイ |
| 本の出所 | 借りる |
杏さんとまなみさんのご厚意で早く読むことができました。どうもありがとうございます。
エルロイの自伝的小説。母親を殺され転落の人生を歩んできたエルロイが、母の生と死の真実を追い求めることによって、母という存在と和解していく様子を描いたもの。エルロイの他の小説を読み解く鍵にもなる。
「事実は小説より奇なり」という言葉について考えさせられる小説だった。怠け者のくせにネガティブな考えを嫌悪する自分が、なぜエルロイの暗黒小説に惹かれるのか、少しだけわかったような気がした。もしかしたら、エルロイの小説中の、自分の人生へ自己陶酔から醒めても、力を奮う登場人物に自分の一部分を同化させて、力を得ているのかもしれない。