| 年月日 | 2000年03月02日 |
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| 書店 | ハヤカワ文庫 |
| 著者 | ジェイムズ・エルロイ |
| 本の出所 | 購入 |
エルロイのミステリ処女作。元警官の私立探偵フリッツ・ブラウンが受けた久々の探偵としての仕事は、キャディのファット・ドックの妹の庇護者の調査だった。ところが、ファット・ドックの庇護者カプファーマンは十年前の放火事件の時にフリッツが見かけた男でもあった。
最後の対決をする前のフリッツとカプファーマンとの会話、ジェーン・ベイカーからの手紙、フリッツをウォルターが慰めるシーンが個人的には印象深かった。また、相手を極端に憎むのは自分を憎んでいる証拠だという文章には思い当たるふしがあってぎくりとした。ただ、全体的には青臭さを感じた。わが母なる暗黒を読んだ後だからかもしれない。欲を言えば、せっかくのエルロイなんだから、ファット・ドッグの生い立ちについてもっと読みたかった気がする。