| 年月日 | 2000年03月06日 |
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| 書店 | 扶桑社ミステリー文庫 |
| 著者 | ジャック・ケッチャム |
| 本の出所 | 古本屋で購入 |
ガールフレンドの首を絞めてしまい逃げられてしまったウェインは、同じ場所で、元夫の暴力に耐えかねて殺人を冒すキャロルとその恋人リーを目撃した。その時、自分の中の欲求に気づき、気持ちをわかってくれるのではないかと思ったキャロルとリーを連れて、殺人旅行(?)に繰り出す。
キャロルとリーというわりとノーマルな人間の殺人への意識と、ウェインの病的心理との対比が面白かった。じりじりするような平行線の会話と、逃げ出そうとしては失敗するキャロルとリーの行動にハラハラしつつ、いっきに読んでしまった。全体的に漂う血なまぐさと罪悪感をものすごいスピード感とスリルでするっと読ませてしまう、良心からするととても怖い小説のような気がする。贅沢を言えば、キャロルを救おうとするルール警部補の存在がかなり意味深なのに、どうもうまく読みとれなかったことかも。