| 年月日 | 2000年04月16日 |
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| 書店 | 扶桑社ミステリー文庫 |
| 著者 | ジャック・ケッチャム |
| 本の出所 | 借りる |
杏さんにお借りしました。ありがとうございました。
母親に虐待されて育ったアーサーは、成績は優秀だったが、町の問題児であった。彼は一見何の問題もなさそうに見える大人に成長し、結婚して、子供を持つ。妻のリディアがアーサーの持つ問題に気づいた時、彼らの息子ロバートの様子は既に抜き差しならない状態となっていた。
歪んだ愛情の輪は切れないのだろうか?同じ過去を持つことになる父と息子。息子を救おうとするリディアが落ちてしまう法の隙間の罠。切なくて、ものすごく心臓に悪い小説だった。結末は、現実的であるだけに、胸が締め付けられるような息苦しさだった。なぜかアーサーには何の同情も感じないけれど、リディアとロバートがなんとか救われて欲しいと願わずにはいられない。