美少女と血の繋がらない美しい弟の不思議な関係を軸に、彼女たちに関わる男性が短編ごとに登場する耽美な雰囲気の連作。可もなく不可もなくつかみもない小説と思えたのは、「恋」「欲望」の2作が気に入りすぎたせいかもしれない。美しさゆえの悩みとか美しい異性に惹かれるゆえの悩みにいまいち入り込めなかったので、感想という感想はないけれど、耽美であやしい雰囲気は堪能できた。やっぱり「墓地を見下ろす家」も読もう。