| 年月日 | 2000年06月10日 |
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| 出版 | ハヤカワ文庫 |
| 著者 | P・K・ディック |
| 本の出所 | 古本屋で購入 |
高校生の頃、川原泉の漫画(「アンドロイドはミスティーブルーの夢をみるか」という短編)と関係がありそうなので読み始めて、その時は挫折したのですが、今更ブレードランナーという映画を見たら、世界観が気に入って、原作であるこの本を再読してみることにしました。ところが再読してみたら、なんで挫折したのかわからなくらいスラスラ読めて驚きました。あの頃より絶対知能は低下しているし、漢字だって読めるのが減っているのに違いないのに、不思議ですねえ。
日本では物の「お化け」も昔からいるけれど、西洋ではいないと聞いたことがある。この小説は物に魂が宿っているというのが当たり前だった頃に読んでも、面白さはわからないのかもしれない。感情移入できる能力で人間かそうでないかを判断するテストという発想や、アンドロイドの思考回路の描き方、感情をコントロールする不思議なボックス。感情というものの捉え方が興味深い。