| 年月日 | 2000年07月27日 |
|---|---|
| 出版 | 集英社文庫 |
| 著者 | クライヴ・バーカー |
| 本の出所 | 購入 |
収録作品:
・腐肉の晩餐
・地獄の競技会
・ジャクリーン・エス
・父たちの皮膚
・新・モルグ街の殺人
やっぱり、バーカーはこうでなくてはという感じだった。
血みどろっぽい小説を読むことが最近多いけれど、
別に血みどろになる描写が好きなのではなくて、
その中にある何かが魅力の対象だ。
いかにも綺麗な部品を綺麗に描写で並べられたところで、
その意図がうす汚いとしか思えない文章の方が気持ち悪くてたまらない。
まあ、私にそれほど読解力があるわけじゃないけれど。
ジャクリーン・エスに登場する生きるのにむかない恋人たちは、特に嫌いなモチーフの一つだ。しかも、純愛は言葉だけでも十分胡散臭い。だけど、この作品が一番好きだ。恋人たちの心の動きや、周辺の登場人物の心の動きに妙な説得力があって、美しさを感じてしまうのだ。