盤上の敵







本のデータ
年月日 2000年09月12日
出版 講談社
著者 北村 薫
本の出所 図書館





北村薫のマイブームは終了とか口走っておきながら、図書館で見つけて、条件反射で借りてきてしまいました。なにやら、根深いものがあるようです。

家を殺人犯に占拠された男が、警察を頼らずに妻を救出しようとする。しかし、なぜか途中に挿入される妻友貴子の過去の話が語られ、何か関係があるのだろうと思うことは思うけれど、つながりは少しだけ以外だった。とはいえ、シクトキチン、シクチンで予想はついたので、書き方やタイミングが以外だったのかも。友貴子と三季という二人の女性の描き方があざとい印象を受けるくらい丁寧で、悔しいけれど面白かった。ただ男性が書いたという気持ち悪さは拭えない。友貴子という登場人物の造形と主人公の彼女への愛情がある種の男性の夢ではないかという見方をしてしまうためかもしれない。ミステリとして楽しめって言われても、本格と言われるものほど、面白さが理解できないから困ったものだ。




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