グレイ・アウル
本のデータ
| 年月日 |
2000年09月19日 |
| 出版 |
角川文庫 |
| 著者 |
ラヴァット・ディクソン |
| 本の出所 |
購入 |
モモ缶目当てで買った本のうちの残り一冊。贔屓の俳優ピアース・プロスナンが、この本が原作の映画に出演するということで予習を兼ねて読みました。原作のある映画はあらすじがわかりにくいことが多いので、映画で拍子抜けする危険があっても、どうしても先に読んでしまいます。
イギリスの中産階級出身だが、インディアンの生活や生活習慣と、カナダの大自然に魅せられ、カナダで生活するグレイ・アウル。インディアンとの混血と出自を偽り、カナダの大自然を描いた本でヨーロッパのマスコミの寵児となるが、彼の死後まもなく、出自を暴かれ詐欺師と叩かれる。夢見がちで、逃げることしか考えなかった男が、守りたいものを見つけて守ろうとする姿勢に変わっていく様子が感動的でもある伝記。買ってしまったものの読み終える自信がどうにも出なかったのですが、思ったよりすんなり読了できて、ほっとした。自然保護を訴える人(人や方法によるけれど)に胡散臭さを感じて、見る目がやや辛目になるはずが、そういう不快感を感じなかった。自然の厳しさや、何も犠牲にしないで生きていくことができないという要素が、さりげなく語られていたせいだと思う。
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