2004年1月の感想
伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』 新潮文庫 2004年1月29日 (購入)
- 案山子が殺されるミステリなんてまっぴらごめんだと思って読み始めたものの、異空間のような無理無理の設定なのにすごく面白かった。島に足りないものとか、かかしの頭とか、一つ一つのモチーフがなんだか美しい。
松尾由美 『銀杏坂』 光文社文庫 2004年1月23日 (購入)
- 築三十年のアパートに住み着く幽霊をめぐる短編集。一番最初のお話が一番可愛くて好きだ。可憐で物悲しいお話で途中まではすごく面白かったのだけど、残念ながら最後のお話が理解できず、つながりが全部はわからなかった。
若竹七海 『火天風神』 新潮文庫 2004年1月18日 (古本)
- いろいろ無理があるような気もするし、 そこまで盛りだくさんにしなくてもーとも思うのですが、
面白いかつまらないかと聞かれれば「面白い」方だと思います。
優子が馬鹿でむかつきますけど、若いから仕方ないんでしょうかね。
三浦しをん 『妄想爆裂』 新書館ウイングス文庫 2004年1月17日 (購入)
- 「ロマンス小説の七日間」で感覚がいいなと思ったのでエッセイを購入してみました。エッセイの方がだいぶ面白いです。嫌いな人も多いかもしれませんけれど。特に大笑いだったのがしをんさんの友人のオリンピック仕様の車でした。丸の数が違うと思うのですが。
森博嗣 『黒猫の三角』 講談社ノベルス 2004年1月17日 (図書館)
- 途中もそうだったけど読み終わっても可もなく不可もなく。
理系の学生なら云々って式は記憶にない。
数学苦手だったもんなー。
行列ってあんまり覚えてないし。
舞城王太郎 『世界は密室でできている』 講談社 2004年1月5日 (図書館)
- うそ臭い設定に、上ずった文章に、めちゃくちゃでスピーディーなストーリー展開でそんなに好きじゃないのに面白いような気がする。思春期の男の子が主人公というのが、欠点に見える部分としっくりしているのかもしれない。
浦賀和宏 『彼女は存在しない』 幻冬舎文庫 2004年1月3日 (購入)
- 多重人格、カニバリズムと盛りだくさんなミステリらしいのだけど、私には面白さがまったく理解できない。
松尾由美 『バルーンタウンの殺人』 創元推理文庫 2004年1月2日 (購入)
- SFっぽい設定の中のおとぎチックなミステリ。ミステリよりも、妊婦と未婚かつ子供のいない人の溝や妊婦自体の描写が鋭いような失礼なようなところがなんとも面白い。続編が出ているのでそれも読みたい。
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