レイク 新しいキャラクタークラス ◇

目次:
概略 / システム上の扱い / ロールプレイへの指針 /
1. 概略
レイク RAKE とは, シーフの特徴に良く似たキャラクタークラスです(スワッシュバックラーと呼ばれることもあります)。
もともとはジアティス人の間で広まっていきました。

レイクの発展の文化背景として, 盗みを非常に嫌う人々がおり, 従ってレイクは, シーフのもつ盗みに関係した能力を持つことはできません。

加えて, 卑怯な手段も好まないため, バックスタブもできません。
しかしながらレイクは, シーフクラスの持つ策略性, 機敏性, 賢明さは, 大いに奨励しております。

レイククラスは特に, 前述のような文化背景をもつ地域の上流階級の人々に人気があります。
そして彼らは大抵, 他の NPC に「紳士(貴婦人)」として見られることになります。

2. システム上の扱い
アライメント
レイクを選択するには, アライメントは必ずローフルでなければなりません。
自己中心的なものの考えのような, 他者から好まれない性格のレイクなどは存在しないのです。


アビリティスコア
レイクは, カリスマのアビリティスコアに +1 できます。最高で 18 までです。
レイクが他者から好まれるような性格をしているためです。


XP テーブル
シーフと同様のものを用います。
従って, 4レベルのレイクになるためには, 4,800 xp が必要になります。
また, シーフ同様, Dex のスコアによって, xp へのボーナスやペナルティが決定されます。


装備
これもシーフと同様の制限があります。従って, レイクもレザーアーマーしか着用できません。


特殊能力
レイクは, 以下のシーフスキルを取得します;
@ 1st level;
- オープンロック, Open Locks
- ファインドトラップ, Find Traps
- リムーヴトラップ, Remove Traps
- クライムウォール, Climb Walls
- ムーヴサイレントリィ, Move Silently
- ハイドインシャドウ, Hide in Shadows
- ヒアノイズ, Hear Noise

@ 4th level;
- リードノーマルランゲージ, Read Any Normal Languages
※バックスタブ, ピックポケットは使用不可です。
加えてレイクは, 独自のスキルを持っています;
打撃回避, Dodge Blow
各戦闘ラウンドでイニシアチブを得た場合, レイクは, 1 回の接近戦打撃を回避することができます。
これは, ハイドインシャドウと同じ確率で成功しますが, 最大で 90% です。
つまり, 最大の 36 レベルに達しても, ハイドインシャドウの確率が 90% に達する 30 レベルでも, 打撃回避の確率は変らないということです。
また, エリアエフェクト(ドラゴンブレスなど), 範囲型の呪文によるダメージ(ファイアボールなど), 射撃攻撃(ダガーやアローなど)に対しては打撃回避を試みることはできません。これらは対象外です。

もしレイクが, そのラウンドの攻撃を一切放棄したなら, 全ての接近戦攻撃に対して, この打撃回避を試みることができます。ただし, 対象外の攻撃方法に対しては実行できません。
※マジックミサイルも回避不可能です。これの回避手段は, シールドの呪文のみです。
もしキャンペーンでウェポンマスタリィを導入しているなら, デフレクトとの併用は認められることにしてもよいでしょう。

シーフとの互換性
全くありません。
レイクが途中でシーフになったり, その逆にシーフがレイクになるようなこともありません。
クラスの選択がなされたならば, 一生レイクのままです。

シーフギルドへの所属
できません。
レイクはシーフではないので, シーフギルドには参加できないのです。
加えて, シーフもレイクのことを認めていないので, ギルドへの加入を勧めることもありません。
この両者は, 全くの別物で, ただ適用されるルールが似ているというだけのことです。

ネームレベルに達したら
前項にもあるとおり, レイクはシーフギルドに属していないので, シーフのようにギルドを経営することはありません。
しかし, 彼らレイクは上流階級に人気があるので, ネームレベル以降は華やかな貴族の生活を目指すことができます。
ファイターとは違って武力で成り上がるのではなく, 己の機転を活かして貴族に這い上がっていくのです。
ですから, 騎士ではなく, ほかの立場で上流階級を目指すことになります。

具体的な案としては, 他のクラスのネームレベルと同様に, 定住と放浪の二種類があることにすることです。
定住を選んだレイクは, シェバリエ(仏語の騎士)という形で騎士になります。
シェバリエは, 騎士道3本柱のうち, 貴婦人への愛を貫くことになります。
(ファイターからナイトになった場合は, 騎士道3本柱のうちの武勇と名誉を求めるわけです)
シェバリエたちにファイターコンバットオプションの一部の使用を, 認めてあげるのもよいかもしれません。
ディザーム, マルチアタック, パリィを使用でき, 元から持っている打撃回避能力とあいまみあって, 彼らは貴婦人たちにより華麗さをアピールすることができるでしょう。
ただし, シェバリエたちはスマッシュを使えません。
また, シェバリエのその性質から, 彼らは土地を持ちません。
(お姫様と結ばれれば, 土地は手に入るでしょうが…)

放浪を選んだレイクは, 吟遊詩人として知られることになります。
この吟遊詩人が伝え広めるうたは, 主に貴婦人の愛の物語となります。
そして上流階級の人々を渡り歩き(ナイトのように休息所を申し出ることがあります), これらの詩を伝えては, 各地を旅することになります。
吟遊詩人たちはまた, ロウグと同じように財宝に関する噂話を手に入れるかもしれません。
あるいはマスターシーフのように, スクロールからMU呪文を唱えることができるようになり, 更には, 呪文に似た効果を持つBardic Music をも歌うことがあるでしょう(3.5e からパクってきてください)。

当然ですが, 特別な地位を望まずにそのままレイクであり続ける選択肢もあります。

3. ロールプレイへの指針
レイクは, 軽武装の身軽な道楽者というイメージがあるので, 他者との触れ合いのおりには, 好感の持てる態度で接します。
お調子者としての側面が目立ちすぎて, 酒場の看板娘を口説いてはいけないというようなことはありませんが, その口説き方ひとつに注意することで, レイクらしさが引き立ちます。

例えば, 「よう, ねえチャン! 酌してくんな!」では, ただのがさつな単細胞ですが, 「お嬢さん, 私達のテーブルには華やかさがかけております。あなたがひとつ, 花を添えてはくれませんか?」なら, 相手は不快に思うことは少ないでしょう。

レイクが口上手なのは, 人を騙すためではなく, 本当にそう思っており, ただそう伝えるだけでは機転がきかないため, 洒落た言葉を多用するからそう聞こえるのです。
彼らはローフルなので, やたらと人に嘘は言わないのです。
もちろん, 相手の心を傷つけないためにという配慮のもとでは, 嘘も方便ということもあるのでしょうが…。

とにかく, NPC に煙たがられる存在にはならないことです。
そうなってしまったら, それはレイクとしての役割を全うしていないことになります。

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