ファイターとはかくありたいね ●


ァイターをどうこう言う前に、
人間キャラクターの経歴について、ちょっと考察してみましょう。

&Dの人間用の4つのクラスを、
『職業』と訳さず、『役割』と呼ぶことにします。
『魔法使い』という職業に就くのではなく、
魔法を使う役、あるいは魔法を使える人、などとするのです。
こうすることにより、今のクラスに加えて、その人間キャラクターの
生い立ちより決まる「本当の」職業を考えられることになるでしょう。
例えば、元農民の戦士とか、猟師出身の戦士、などとなるのです。

こで注意することは、シーフやクレリック、MUは、すでに特別な技術を
持っているのだからあえて気にとどめることは何もないのですが、
NPCの村人がPCと一緒に旅に出ることによりXPポイントを得たからといって、
突然4つのクラスの内の前述の3つになるというのは、
ちょっとふにおちない気がします。
なぜなら、上記の3つのクラスには、そのクラスに特有の特別な技術があり、
これらの技術は、ある期間を訓練や勉学に費やさねば、
到底得ることなどできないと思われるからです。

こでこんな時は、ファイターを選択してみるというのは、どうでしょうか。

ァイターは、先の3つのクラスに比べて、どうやら最も入口が広そうです。
つまり、「第1レベルファイターという役割」に就くには、
呪文を使えることも必要ないし、
鍵なんてこじ開けられなくても構わないし、
人に説教をたれることも関係ないのです。
ただ、武器を片手に戦い、生き抜き、
みんなを守ること(カオティックなファイターには縁遠そうですが…)が第1にあれば、
その人々はみんな、『戦士』という役割にある、と言えるのではないでしょうか。
また、周囲の人々から『戦士』とみなされるのではないでしょうか。

に、最初の3レベルまでのあいだは、THAC0はどのクラスについても
同等じゃないですか(STRからくる修正は無視します)。
4レベル以降になってはじめて、THAC0に差が出てくるのです。
HPを考えなければ、エキスパートレベルに到達するまでは、
実はみんな同じ戦闘能力でしかないということです。
XPポイントを得てはじめて、徐々にではあるものの、
「戦う人」としての能力が大きくなっていく。
そして、9レベルを超え、ロードやナイトなどの特殊なクラスになって
やっと、コンバットオプションを手に入れ、
戦いの技術に特に秀でる、つまり、
MUでいえば呪文を行使できるようになるとか、
クレリックであればターンできるようになるとか、
シーフなら鍵をこじ開け、罠を回避することができるようになるとか、
そういったことに相当するのです。
ここからが本当の、『戦士』という『職業』の始まりなのです。

れらをふまえて、一般の人々はみんな、
シーフ、クレリック、MUになろうと考えない限りは、あるいは普通の人は、
キャンペーン中にXPを得たら、全て第1レベルファイターになる、とします。
こんな風にD&Dのファイターを理解しておくと、
そのキャラクターの背景設定も多少はいきてくる、てなことになりませんかね。

えば、「いつかは英雄になるんだ!」とか、
ただ単に「強くなりてぇ」とか、
「冒険の旅に出るぞ!」などと考えている若者はみな、
(あるいは他の武器)を持って旅立つのでしょう。
これらの若者は、意識せずともみな、ファイターという役割を引き受けたのです。

たがって、D&Dをプレイするときに、
特別な背景をレポート用紙5枚も書くのはいやだなとか、
どのクラスをやろうかな? と悩む時は、
ファイターを選択するのが最も無難でしょう。
あとの展開で背景を編集することもできそうだし、
なんといっても、一番つぶしがききそうですから。

ちろん、ファイターをやるのにレポート5枚の背景を考えてはいけないとか、
ファイターを第1にやりたがってはいけないとか、
そういうことを言っているわけではありませんし、
必要なら、レポート5枚の背景を考えたり、
一番好きな役割がファイターだから真っ先にファイターを選んだのだ、
とすることには、何の問題もありません。
というか、それも一種の理想ではあります。

々の職業によって手に入れられる特別なスキル
(鍛冶屋が武器あるいは鎧を鍛えたり、
商人あがりの戦士は商談や少なくとも金儲けの話しを得たり…など)は、
ゲーム中では一切考えず、一律してST判定や能力値を考慮して決定し、
結果を出す、というのでもよいとは思うのですが
(そうしないと有利になるようなへんてこりんな背景を考案する
プレイヤーとかが現れそうなので)、
この辺を細かくロールプレイするなら、
例えば、元商人戦士が交渉役を買って出る、などのときには、
特別に判定にボーナスを加えてやっても良いかも知れません。
また、その人の「年齢」というファクターも加味しなければならなくなりそうですが…
あまり複雑になるようなら、やはり、過去の経歴は全く考えない、
というのでも良いのでは?
役に立ちそうな経歴をもっていることが明白な時にだけ、
有利な修正を判定にかす、という処理で十分だし、
そもそもロールプレイの立場に則ってゲームをするなら、
ゲーム処理うんぬんの前に、
元商人は交渉役になっていなければならないとは思うのですが。

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