36レベルマジックユーザーの脅威 ◇


MUと呼ばれてる人たちは、どうやら、学問に通じてもいるようです。
ルールブックを読む限りだと、少なくともそういう印象をもちます。

では、現実世界の我々の場合、学問に通じる人たちと言えば、だれのことになるのでしょうか。

多分、大学に所属して勉学に励んでいる人たちでしょうな。

各大学には様々な研究分野が用意されていて、
学生達はそこでなんらかの専門領域に触れることになります。
学部を卒業してもさらに学問に打込みたい人には
大学院が用意されています。

あるいは、各企業の用意する、もしくは国の用意する研究機関に所属して、
そこで研究することもできるでしょう。

これらに関しては、日本だけでなく、
どこの国の大学にいっても事情はあんまりかわらないようです。
どの国にいっても大学生は4年で卒業できますし、
大学院も国立の研究機関もあります。

これをMUに焼き直してやるとどうなるでしょう?

MUのレベルと称号 現代版
MUのレベル 称号
1レベル 大学1年
2レベル 大学2年
3レベル 大学3年
4レベル 大学4年
5レベル 修士1年
6レベル 修士2年
7レベル 博士1年
8レベル 博士2年
9レベル 博士3年


なるほど分りやすい、ネームレベルに達したMUは、
研究者として立派にやっていけるわけですな。
我々の世界でも、博士課程を修了したひとは、研究者として世に出ていけますよね?

学部を卒業した段階で就職してしまった事例は、
MUでいえばどのような状態を指しているのでしょう?
MUで言えば4レベルに当たる人達は、就職とはいえ、その道の専門を学ぶことには変り無く、
まだまだ学ぶべき事柄は多そうです。探究の道を離れてしまったわけではありません。


では、その状態は…?


冒険者となって冒険してることになるんじゃないですか?


ネームレベル以上のMUの中には、自分で塔を建てずに、
宮廷魔術師として宮仕えしてる者もいるでしょう。
彼らは、その国の方針に従って、様々なマジックによる恩恵を与えます。
国は、そんな彼らを資金面でサポートしていきます。
共存関係が成り立っているんですね。
あるいは、マジックギルドに籍を置くという選択肢もあるでしょう。
現代風に言うと、企業や国の研究機関にて、
成果のあげられる研究をテーマに選ぶということになりますか?
そして、マジックギルドに残る事を選択したMUは、
大学等の研究機関に就職したとは言えませんかね?

私が所属していた研究室のボスは、この尺度でいけば、30レベルは超えていたのでしょう。
どうりで先生には、呪文もブレスも効かないと思った!
ついでに言えば、ボスは、魔法語(英語!)の読み書き/会話が可能で、
新たな魔法(新しい物理現象!)を開発したりしてました。
私はそこで、魔法語(英語)と魔法(物理学)を教えてもらっていたと、こういうワケです。


割と身近にいたんですね、30レベル超のMUって…


例えば、アイザック・ニュートンは、
歴史上初めて自然現象を解析的に表現したということで、
その著書『プリンキピア』とともに有名になり、
いまでは「ニュートン力学」とまで言われるに至っております。
他にも、その名前を教科書に残している有名な物理学者もいます。
フェルマーという人が、光学の分野にフェルマーの定理というものを残し、
ホイヘンスという人は波動の基礎的な部分にホイヘンスの原理というのを残し、
オイラーラグランジュは、オイラー・ラグランジュの方程式というもの
(共同製作ではないのですが)を残しました。

『魔術師テンサーの浮遊円盤』とか、
『魔術師ニストゥルの対魔法探知』とか、
『魔術師メルフの酸の矢』とかって、

ありませんでしたっけ?



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