LAMEでmp3エンコード


 情報を符号化(圧縮)することをエンコードという. また,符号化され暗号のようになった情報を元の状態に戻す(復号化する)ことをデコードという. mp3(MPEG Audio Layer III)形式で音声情報をエンコードした場合, 例えば128kbpsで圧縮を行うと,実用的な音質を保ちつつ,1時間あたりで

128[kbps]×1[h]=54.9[MB]

と,CDの情報と比べて1/10程度のサイズとなる. つまりCD-ROM1枚に10時間ほどの音楽を収録することができることになる.
 具体的にmp3エンコードに使うプログラムは市販品も含めて様々なものがあるが, ここではLAMEというソフトウェアを使用する. LAMEは高音質で チューニング設定が豊富であり,かつ高速な,優れたソフトウェアである. 過去にはLAMEよりも高音質とされたエンコーダが種々存在したが, 精力的にバージョンアップが進められた現段階においては, LAMEによるmp3エンコードが最も優秀だという意見が大半を占めている. 本ページにおいてはLAMEのWindows環境での使用法を紹介するが, 他にも様々なOSで扱うことが可能である.
 LAMEはコマンドベースで動くソフトウェアなので, LAME単体で使用するにはコマンドプロンプトからコマンドを実行しなければならない. しかしコマンド入力には慣れていないユーザも多く, また,多数のファイルを一度にエンコードするにはコマンド入力は不便である. そこでここでは,コマンド入力を意識することなく手軽にLAMEを使用する方法を紹介する.



 1. CDexを用いたCD→mp3変換


 1.1. 変換に必要なソフトウェア


*ファイル名はバージョンなどによって異なる.
CDex
(cdex_151.zip)
音楽CDからの音声エンコードまでの作業を一括して行うソフトウェア. LAMEのDLLが初めから同梱されている. 英語ソフトウェアだが,次項のLanguageFileを適用することで日本語化できる.
CDexの日本語LanguageFile
(japanese151.zip)
CDexの公式日本語LanguageFileを配布している. また,CDexの使い方を丁寧に説明している.
LAMEバイナリ
(lame3.95.1.zip)
LAMEをバイナリ形式で配布している. LAME以外にもOgg Vorbis,FLACなど,音声圧縮関連の様々なプログラムが配布されている.

 基本的にはCDexのみがあればLAMEによるmp3エンコードが可能となっている. LAMEバイナリはあってもなくても良いが,ある方がより細かな設定を行うことができる.


 1.2. インストール



 1.3. 設定


 パラメータ配列設定では,%1が入力ファイル名,%2が出力ファイル名,%3が下で指定されたビットレート値を表す.パラメータを指定するときは「"%1" "%2" (オプション)」のように記述する. オプションの詳細については別ページにまとめてある.

 また,音楽CDのアルバム名,曲名,アーティスト名の情報を日本語で取得するための データベースサーバが公開されているので,これを利用するために以下の設定をしておく.

(注)
CDexの起動の際に
「Failed to load the wnaspi32.dll driver!
Use the "Native NT SCSI library" driver option instead?」
のメッセージ(下図)が出る場合は「はい」を選べばよい.







 1.4. エンコード手順



 2. RazorLameによるwav→mp3変換


 2.1. 変換に必要なソフトウェア


*ファイル名はバージョンなどによって異なる.
LAMEバイナリ
(lame3.95.1.zip)
LAMEをバイナリ形式で配布している. LAME以外にもOgg Vorbis,FLACなど,音声圧縮関連の様々なプログラムが配布されている.
RazorLame
(razorlame.zip)
LAMEをWindowsプログラムのように使う,フロントエンドと呼ばれるソフトウェア. 英語ソフトウェアだが,次項の日本語化パッチを適用することで日本語で扱うことができる.
RazorLame日本語化パッチ
(RazorLame115j_patch.lzh)
RazorLame1.5.1を日本語化するパッチを公開している.

 RazorLameのようなフロントエンドは他にも様々なものが存在し,また,同様な処理(wav→mp3)は CDexでも可能なので,どのソフトウェアを使うかは好みによって決めればよい.


 2.2. インストール



 2.3. 設定



 2.4. エンコード手順



LAMEコマンドラインオプション

LAME 3.95.1 stable コマンドラインオプション
LAME 3.98 stable コマンドラインオプション