-水道水- 温度と塩素に注意 

     北海道は水質がよく、魚の飼育には都合の良い地域です。百八十万都市札幌も日本有数の人口過密都市ですが、水道水の質の良さでは、他の都府県の追従を許しません。
     水質は、硝酸性窒素や有機化合物、pH値(水素イオン濃度)、硬度などが指標となります。
     適切な水質に調節できたら、魚は長生きします。水質はいいに越したことはありませんが、あまり気にする必要はありません。大抵の魚は水道法の基準に適合した水で飼育することができます。
     しかし、水を換える際に注意を怠ると失敗をします。水換えをした途端におなかを上にして浮かぶようになった、ということを聞いたことがありませんか? 経験された方もいらっしゃるでしょう。私も金魚でそうなったこともあります。もっとも、沈むことのできなくなった魚が水換えをきっかけに正常に泳ぐようになったということもありましたが。
     魚の飼育では、水質の急激な変化は禁物なのです。特に水温が急に変わるのはいけません。消毒のために入れられた塩素も魚には毒です。水道水を水換えに使うときには、バケツ等でひと晩くらい置くことをお勧めします。冷たい水道水もぬるくなりますし、消毒の塩素も飛んでなくなります。簡便な良い方法です。
     水槽を一カ月に一回大掃除をするよりも、週に二回でも少量の水を取り換えるだけの方が魚のためになります。楽しみの飼育なのですから、楽しましょうよ。



    「この記事は平成17年1月29日付の北海道新聞朝刊生活面に掲載されました」



▲ペットと暮らせばのペイジに戻ります