風俗研究家としても名高い藤澤衛彦氏は、『江戸猟奇犯罪考』にて「猟奇」について次のように述べています。
「猟奇というと、誰でもが Erotik のことに考えて、これを排撃し、これを避難しようとするものがあるが、猟奇は単にそうしたのみの意味ではない。猟奇はその熟語が表現する如く、あくまで奇を猟れる意味のもので、天地のあらゆる奇が含まれるべきである。奇は他と異なりて珍しく、怪しく、不思議なるもの、秘密あるものをいひ、あらゆる珍奇が包含されるので、必ずしも生物の艶奇のみに限らるるものではない、茲にいふ猟奇犯罪とは、すなわち、珍しく、怪しく、不思議なる犯罪を表示した 意味である」と。

先人たちが真面目(?)に取り組んだ「猟奇」の世界。
興味深い記事を時代別に列記してみましたので、人間の語る奇想天外な話をご賞味下さい