のんびりと専業主婦を満喫した私が1年ぶりに社会復帰する時〜そこには「派遣社員」という道があった。
結婚するまでは正社員として勤務していた私。自分が正社員であった頃は派遣社員というのは少々の抵抗があったが・・・・・
派遣社員に決めたわけ
@家事と仕事の両立をはじめる私に希望の勤務形態で働けるため
Aダンナ様の扶養範囲ギリギリで働きたいため
B時給が高い
C一定の会社ではなく、いろいろな会社を見れるし、いろいろな人とも出会えるため。などなど
派遣社員の登録をするために
派遣社員をやっているの友人から話を聞くと、今現在は派遣登録会社は沢山あるから、情報雑誌を買って研究したらいいという。
派遣会社によってはある一定の地域に強い会社、ある職種に強い会社という個性があるというのだ。
私のなかでもなるべく自宅に近い池袋周辺で今まで経験してきた人事関係の仕事をやりたいなどと思っていたので地域・職種にこだわってチェックし2つの人材派遣会社を選んだ。
まず会社に電話して試験と面接の予約を取る。そして必要書類とされた履歴書を何年振りかで書く。転職をした平成3年以来の履歴書なので、資格取得年月日など少々戸惑う。友達に言わせると試験は一般常識などの筆記と面接の他にエクセルなどの実技であり、OL経験が二年もあれば充分で、そんなには難しいものではないという。登録されない人などほとんどいないそうだ。
しかし、試験というと学生時代からやはり天敵の言葉だ。どんな問題がでるのだろう、どんな実技があるのだろうとちょっぴりドキドキしてしまう。
派遣社員の試験を受験
そしていよいよ会社訪問。やはり派遣社員登録にきている人が何人かいる。会社に着くなり、今までやってきた仕事を詳細に書く職務経歴書を書かされる。そして履歴書に書いたじゃないか!というような自分の履歴を又もや書かされる。同じ事を書く書類がダブってるんじゃないのかと少々不満を抱きながらも書類をキコキコ書き上げる。
それにしてもOA機器で何ができるかということを聞いてくる用紙がやたらと多い。私が転職した平成3年以前にはパソコンも今ほど普及しておらず、こんなことはまだあまり聞かれなかったもの。ほんのちょっとの時代の間に企業がパソコンのできる人を求める姿にビックリしてしまう。もちろん私も以前、会社でパソコンは、やっていたが組み立ててもらったプログラムを動かすといういわば、ココをクリックした後ココをクリックしてという手順だけを覚えて、自分で何か作り上げるという応用が全く出来ていなかったので本当に「うわわっ!本当に真剣にパソコンの勉強をしなくちゃ」と思い知らされたました。
書類が書き終わると別室に連れていかれる。そう、実技の試験の始まりである。いろいろなもののいろいろな入力をする。
まずは10万桁ぐらいの数字がいっぱい並んでいてそれを何個打ちこめるかというテスト。
結局は数字のデーター入力などの仕事みたいな感じ。会社ではよくやっているような仕事だけれども久しぶりにやると少々、指が鈍っているのが良くわかる。でも新鮮な感じがしてちょっと面白い。
次はワープロのテスト。画面に描かれている論文のような文章を確実に打っていく。漢字やカタカナ・数字などが所々におりこまれている文章であり、なるほどと思ってしまう。
次はエクセル。1社目に受けた会社では表やグラフの見本があって、それと同じものを作成するというものだったのに、2社目でも同じかと思うとエクセルの理論みたいな問題が出た。選択問題だが画面を見ながら正しいものをクリックしていくというもの。えっ!うそ!よくわかんないよ。自分流で作成する表ならともかく応用が利かない私に理論を言われてもわかんないよ〜(?_?)
もう選択問題だからなるようになれというもの、「わからない」という答え以外の答えをせっせと選び、クリックしていく。
その他にも英語で書かれている単語を英語辞書に出ている順番に並べる試験や左右対称の文字や数字があっているかどうかのチェックをするテストが2〜3分という中でどのくらい正確に選択できるかのテストが行われた。
これが終わると今度は一般常識テストである。テストの中身は漢字の読み書き、簡単な掛け算割り算パーセント問題。世間一般社会の常識問題(政治経済など)、英文作成、英文和訳など。大丈夫と思いつつも、英語の単語はフッと出てこないものがある。「伝言」という単語の英訳がわからなくなる。??頭の中がピーマン状態。あとから考えると簡単なんだけどね。
実技試験・筆記試験が終わると、いよいよ面接。といっても企業の面接みたいに部屋の奥に偉そうなおじさんがずらっと並んでいるっていう面接ではない。絶対に私より若いと思われる27〜8歳の女性が笑顔で「こんにちは〜」って笑顔で迎えてくれる。
だから面接というよりも仕事に対してのお話をしているという感じだった。軽い感じで話をしているので、リラックスした気分でいろいろ話をした。今までやってきた仕事・どうしてその会社を退職したのか・どんな職場(場所・職種)・どんな仕事を希望しているのか・何故派遣を選んだのかなど。実技・筆記・面接と全部で3時間ほどかかった。
さて先ほどの実技テストの結果を細かく報告されるところもある。結果なんて知らされると思っていなかったから興味津々。速さは問題ないというのだが2〜3個ほどミスタッチがあったという。企業から言わせればミス入力がない事が大前提なのでもう少し、スピードを落としてもいいからミスタッチだけは絶対避けるようにというものらしい。そうですよね。気をつけなくちゃ。
そしてあの魔のようなエクセル理論の結果はなんと44点。ウ〜はずかし(@_@)がっくり肩を落としていたら「なかなか50点以上行く人はいないからそんな落ち込まないで下さいよ」なんて悲しく慰められながらも無事に派遣社員の登録。
簡単なものではあるが、それでも久しぶりに試験と言うものを受けて新鮮味を感じた。そして派遣会社で行われるパソコンのスキルアップにも挑戦してみようという気になる。
お仕事の紹介です!
登録後、10日ほどしてから派遣会社より仕事の紹介の連絡があった。勤務希望していた池袋の駅から1本電車を乗り換えてすぐの駅で、社員の勤怠データーの入力の仕事だと言う。それも扶養範囲で仕事をしたいという私の希望に添った、週2〜3回の仕事。
登録する時は週5日の仕事がほとんどだと聞いていたので、だーっと仕事をして、だーっと休む具合になるのかなと思っていたが、この調子でずっと仕事をしていけば扶養の範囲でできるという。細かい勤務形態などを聞いて、「1日考えさせて下さい。」とダンナ様に相談してから決めようと一旦電話を切る。
欲を言えば、今年いっぱいは週5日ぐらいの仕事をして(今年は全く収入がない私だったので、いくら働いても扶養範囲内に収まるからだ)来年からこの仕事を出来ないかなと思ったり、やっぱり池袋駅から先よりも池袋駅までだなとか入力だけじゃなくてもっと、他の仕事はないかなとか‥。でもそれを言ってもきりがないし、自分は派遣社員なんだなんて考え直す。ダンナ様に相談しても「週2〜3日の仕事だし、ちょうどいいんじゃないかな。やってみれば」と言ってくれたので、紹介された仕事を引き受ける事にした。
派遣社員の立場
ずっと社員でやってきた私にとって派遣社員というものはすごく違和感のあるものだった。高い時給をもらって気ままに働いている何の責任もない立場。それが私の派遣社員に対するイメージだった。
私が以前働いていた会社にも派遣社員と言われる子はいた。直接かかわる部署ではなかったが、その派遣社員が休憩室でタバコをふかして休んでいる姿を見た同僚は「高い時給もらってるのにね。ああいう休憩時間も時給から差し引かないのかな。」と文句を言っていたのを鮮明に覚えている。
派遣をやるようになってから久しぶりに会った従妹と派遣社員の話になった。その従姉もそれまでは8年ほど某大手証券会社に勤めていて、結婚後しばらくしてから会社を退職し、派遣社員になったと言う。彼女は2年ぐらい派遣の経験を持つ子で「社員でいたほうがずっと良かった。」と言う。それは会社によって様々だと思うが彼女の場合はコンパニオンなどの受け付けをやっていて「社員の人が派遣社員を見下す見方をする人が多いし、新しい職場で自己紹介をしても「あー。派遣社員ね。」みたいな感じでとられる」と言う。派遣社員の立場は辛いのであると言うのだ。
色んな意味で不安がよぎってくる。会社における派遣社員の立場ってどんなものなのだろう。
会社と派遣社員、それぞれの言い分はある。会社としてみれば、高い時給を払っているのだからそれなりの仕事をしてもらうのは当たり前だと思うし、派遣社員は時給で働いている分、指定された休憩以外は1分でも休んではいけないような気もしていた
派遣社員としてみれば自分達は派遣社員なんだから、そこまで責任持つ必要もないだろうというような考え。
まあ、派遣された会社によって違うと思うが、私が最初に派遣された会社では派遣社員が15人くらいいて、結構、長い間その場所でやっている人も多いため、派遣の力も強く社員とも和気あいあいという感じで従妹のように見下されるということはなかった。
ただ社員でやっていたときの癖なのか一つの仕事に対して、どこまで責任を持てばイイのかというのが、よくわからなかった。この仕事は確かに私のやっている仕事なのだが、社員であれば最後の最後まで私の責任であるが派遣となるとそれ以降は社員と言う感じで何だか仕事をしていても達成感を感じる事があまりないものである。
派遣社員での悲しかった事
運転免許を持っていない私は自分の身分を証明できるものがない。社員でいた頃は写真付の身分証明書が唯一のものだったが退職してからはイチイチ区役所などで住民票や戸籍謄本をとりよせなければならない。これはとても面倒な事である。かといって派遣社員では社員証というものはもらえない。自分は一体何なんだと自覚させられてしまう。
それに、今の立場から言わせてもらえれば時給が高いと思っていた派遣社員もよくよく考えて見るとそんなには高くないのである。
社員でいた頃の給与明細を持ち出し出勤日数で割ってみる。そうすると派遣社員の時給には追いつかないほどの高給なのだ。おまけにそれに加え、交通費は出る、社会保険の充実、退職金の支給、そしてもっとも大きなボーナス。大きな違いだ。悲しい(T_T)
社員でいた頃のありがたみも痛感する。
派遣社員の楽しみ方
しかし週3日の仕事と言うのは私にとってちょうどいい快適なペースなのである。適度に働いて適度に家の事もできる。当初は「今年ぐらいは月〜金のフル出勤で‥」と思っていたのですが、このペースでちょうど良かったという感じです。昔、通勤を2時間もかけてフル出勤で働いていたのが信じられないと思ってしまうくらい。はっきり言って1回派遣をやるともう2度と社員には戻れないと思う。
社員でいれば、毎日仕事に追われるのはつらい。かといって専業主婦では時間がありあまり、はりの無い籠の中の生活になってしまいがちである。だからこそ今の私にとっては週3日は本当にちょうどという具合です。
こういう立場にいる以上、お金が少ない分、拘束される時間が少ない部分に対する日々の過ごし方や社員の時のようにストレスのたまらないような立場を大いに満喫して働いていきたいと思っています。
派遣先別に感想
| 派遣先会社名 | 仕事内容 | 派遣期間 | 仕事内容や派遣社員として勤務しての感想 |
| 製薬会社 E | 社員の勤怠・旅費精算の入力とチェック | 半年間 | 派遣社員として初めて勤務した所。派遣社員が15人くらいいたので、その割合が多く派遣社員天国という感じだった。 派遣社員でも長く勤務している人が多かったので思いっきり自由がきく会社だったという印象。 仕事的にも適度にマシン、適度にチェックという感じで、仕事としては派遣社員に対し適職だったと思う。 |
| 企画会社 A | DMメールの封入と発送 | 2日間 | DM500通を急遽、発送するということで2日間だけの勤務。 マンションの1室で家からも5分の所だった。 DM発送という仕事だったら派遣社員じゃなくて学生アルバイトでも良いのに‥と思った。単純作業はやはりちょっと辛い。 |
| 医師学会 N | 学会費用入金チェックや庶務事務 | 1ヶ月間 | 細かい入金リストのチェックや転記。2つの帳票をつけ合わせるという、帳票づくしの手作業だった。庶務全般のため毎日、とぎれとぎれの仕事を指示を受けながら行ったと言う感じで全体的な流れがつかめないまま、1ヶ月が過ぎて行った。手作業が多くパソコンが懐かしくなった。 |